祝!100万人突破記念!!

□一時預かり
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「名前!あんただけが頼りなの!!お願い!!」
「え、でも、私自身ない。」
「大丈夫!この子が抱っこされて泣かなかったのあんただけなんだから、自信持って!」
「いや、そんなこと言われても。」
「まぁま!」
「「!?」」
「あ、あんた、親の私より先に……くっ、」
「いや、不可抗力だよ?それに、このくらいの子って女の人は誰でもママなんじゃないの?」
「だとしても!私まだ、呼ばれてない!!」
「なんか、ごめん?」
「許さない!だから、今日一日この子預かってね!!」
「えっ!?ちょっ!!待って!!?」

こうして友人の子供を預かることになりました。……いや、全然意味わかんないから。ちょっと整理してみようか?



1、友人は結婚していて子供がいた。

2、友人はこれから出かけなきゃいけないらしいんだが、子供を預かってくれるはずだった親が体調を崩して困っていた。

3、この辺の一時預かり所を訪ねたが、子供が物凄く泣いて断られた。

4、そう言えばこの辺りに私が住んでいることを思い出し、『近くにいるから会えないか』と連絡があった。

5、久しぶりだったし私も会いたかったから会いに行った。

6、子供を今日一日預かってほしいと、冒頭に至った。



うん。全然意味わかんないよ。わかんないけど、仕方ない。だって、友人はもういないんだもん。行っちゃったんだもん。よっぽど急いでたんだね。……まぁ、子供は楽しそうだし?やるしかないか。
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