祝!100万人突破記念!!

□天職
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テロリストが日本に潜伏しているという情報を入手し密かに動き出した。だが、今の情報だけでは捜査令状は取れない。

俺は風見を連れて、テロリストが潜伏しているというキャバクラに一足先に向かった。なにか証拠でも見つけられれば一斉検挙できる。

そう、キャバクラに来たのは仕事のためで、決して楽しむためではない。

なのに何故、ここに彼女がいるんだ!?

「は、はじめまして〜、名前でーす。」

何故キャバ嬢!?しかも本名!!?源氏名はどうした!!?不用心すぎないか!!?

そもそも『はじめまして』ってなんだ!?いや、こっちも初めましての方が都合が良いんだが、正直今すぐここから連れ出して問い詰めたい!!!

「は、初めまして、降谷です。こっちは風見です。」

なに驚いてんだ!?降谷と名乗ったんだから、公安絡みだとすぐにわかるだろう!?なのに何故そんな『降谷さんもやっぱり男の人なんですね、』みたいな顔してるんだ!!ちょっと表出ろ!

しかも俺には違う女性がついて、名前は風見と話してる、だと!?……良い度胸だ!俺が誰に対して一番想いを募らせているか、帰ったらじっくり教えてやる!!

「降谷さんは何を飲まれます?」
「じゃあ、銘柄はなんでも良いのでウィスキーをお願いします。」
「はぁーい。」

俺についた女は俺を早々と酔わそうと、氷も少なめのロックでウイスキーを注いだ。

「風見さんはどうされます?」
「いや、自分は……、」
「じゃぁ、水割りにしますか?」
「あ、はい。お願いします。」
「はぁーい。」

風見には名前が酒を作っている。やはり公安絡みだと見抜いたんだろう。氷も水も多めに入れて作っているあたり、やはり俺が見込んだ通りだ。……しかし、手慣れてないか!?一体誰に教え込まれた!?帰ったらじっくり話し合おうじゃないか!!
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