祝!50万人突破記念!!

□お酒とタバコは二十歳から!
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「名前。ぼくがわるかったです。ごめんなさい。」

夕飯時に安室君が名前に謝り倒している。

「もう秀一君と喧嘩しないなら許してあげます。」
「そ、それは……。」
「できないなら今日の夕飯はセロリの野菜スティックのみです。」
「!」

子供の舌でセロリの野菜スティック(ドレッシングなし)はキツイ。ちなみに、俺の目の前にはカレーと野菜スティックが並べられている。この香りにセロリの野菜スティック。精神的苦痛は計り知れないだろう。

「もう喧嘩しない?」
「くっ………」
「透君?」
「………ぜんしょします。」
「へー、ふーん、善処ねぇ?」
「しません!けんかしません!」
「わかればよろしい。」

安室君の前にカレーと野菜スティックが並べられた。カレーはもちろん甘口だ。それでも安室君は嬉しそうだ。

「じゃ、食べようか!」

「「「いただきます。」」」

小さくなって不便なことこの上ないが、こんな生活も悪くないな。

いつか、元の世界に戻って組織を壊滅したら、その時は………。
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