短編

□その攻撃力と破壊力は一発KO間違いなし!
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週末ポアロに通い始めてからずいぶんとたった。名前で呼んでもらえるようになったし、安室さんのギターも聞けた。もう、ポアロのBGMは安室さんのギターでいいんじゃない?あ、それだと安室さんの作ってくれるハムサンドが食べられなくなっちゃうか。残念。



コーヒーを飲みながらバカなことを考えていると、上に住んでいる毛利一家とコナン君がやって来た。



「いらっしゃいませ。毛利先生はいつもので蘭さんとコナン君はサンドウィッチとオレンジジュースですね。少々お待ちください。」



料理する安室さん。かっこいい。エプロン似合う男性って良いな。そういえば、この前知り合ったあの人もエプロン似合うわ。



「ナマエお姉さん。おはようございます。今日もモーニング?」
「コナン君。おはようございます。お休みの日は朝から料理する気になれなくてね。それに、私ここのハムサンド大好きだから。」



毛利一家と一緒にいたはずのコナン君がいつの間にか隣に座っていた。



「コナン君!何してるの?…すみませんナマエさん、ご迷惑をお掛けして。」



娘さんの蘭ちゃんが謝って来たけど、別に迷惑ではないよ。



「いえ、迷惑なんて思ってないから大丈夫ですよ。それに、一人だから話し相手になってもらえ嬉しいです。」
「だって!僕今日はここで食べるね。」
「コナン君、カウンターじゃ食べ辛くないですか?」
「大丈夫だよ。」
「あの、よければ私たちの席でご一緒しませんか?」
「それこそご迷惑じゃないですか?」
「いえ、そんなことないです。それに、私もナマエさんとお話ししたかったんです。ダメですか?」



可愛い。蘭ちゃん可愛すぎる。こんな妹欲しかった。



「実を言うと、私も蘭ちゃんとお話ししたかったんです。是非ご一緒させてください。」



女子高生の笑顔、眩しすぎる!!



席を移動するのに、残りのハムサンドとコーヒーを安室さんが運んでくれたよ。さりげない行動に女子は弱いのです!!思わすキュンとしちゃったよ!



…いや、安室さんは接客業をこなしているだけなんだけどさ。
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