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□真夜中
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真夜中にカチカチとゲームをするような音で目が覚めた。




「ん...名無しさんいつ来たの?」


「えとね二時間くらい前」


「なんでそんな時間」


「なぁーんか仕事終わりに美貴の顔が見たくなってきたんだけどさぁ爆睡してたからゲームしてた」




もう三時だというのに名無しさんはテレビゲームをやっていた。それも二時間も...
ソファーに座っている曲線が描かれえている背中に美貴はおもわず抱きついた。




「美貴どした?」


「ごはん食べたの?」


「まだだけど」


「美貴作ってくるから待ってて」




美貴はこの愛おしい背中から離れてキッチンでおなかにたまりそうなものを作ろうとした。
すると立ち上がってたはずの美貴はなぜか名無しさんの腕にくるまれていた。




「いーよごはん。明日美貴と食べるから。てか明日休みなの?」


「んーん。あしたは午後から」


「そーなんだぁ。美貴ねむい?」


「んーねむいかも」




みきはいろいろ質問をうけながらもうとうとしていた。




「ベットでねよーよ」


「んー美貴げんかい」


「みきーおきろー。亜弥ちゃんにおこられるよ?」




なーんて声が聞こえても仕方ない。眠いのだから亜弥ちゃんに会ったらまた怒られるのかな?まぁいいや。おやすんみなさい名無しさん







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