book
□この子のおかげ
2ページ/2ページ
.
「名無しさん授業終わったぞ」
よしこか。もう無視でいっかだってよしこうるさいんだもん。
「名無しさん起きて」
「んっ美貴?どしたの」
「おはよう名無しさん」
はぁまたか。美貴はこうやってあたしを騙す
「美貴おはようのチューは?」
「馬鹿じゃないの」
「おっ!名無しさんがふられてる〜」
「もーいい真希のとこ行くもんね」
そう言うと美貴からの視線が痛かったからやめた。美貴って人前ではずっとこんなんでも家に帰ると全然違うんだよねぇ〜ふふふ
「よしこ〜保健室行くぞ」
「いくー!!」
なんとなく美貴とも行きたかったからそれとなく手を恋人つなぎにして保建室へ向かった。
「なかざーせんせー来ましたーあーけーてー」
「はいはいはい」
関西弁のこの人は理事長アンド保建室の先生。あたしは裕ちゃんっ呼んでいる。なんか入学式でそういわれたんだよね裕ちゃんって呼んでなって
「寝かせてくださーい」
「待て待てまたんかい。藤本と名無しさんはまだ許せる。なんやかんや頭いいやつとその彼女やからお前どないやねん吉澤」
「えぇーなにがですか?頭いい子の友達でいいじゃないですか」
「いやあかん。あんたはほんまに留年すんで」
まだ言い合いを続けてる二人をしり目に美貴と二人でベットに入りカーテンを閉めた。
「美貴おはようのキスいまして」
「仕方ないなぁ〜かわいい」
美貴はすんなりとキスをしてくれた。ほら二人の時はすんごい素直なんだ
「もう一回ねよっか?」
「寝る」
美貴はそういってすぐ抱きついてきた。わたしは長いこと言い合いを続けてる二人をほっとき美貴と二人で静かに眠りについた。
end........