もとより、ギャグを好んでいた。
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エルモは大家族の家で生まれた。
まぁテレビでよく出てるビックラリィみたいな環境下だった。
毎日がほんとに騒々しかった。
五女の私は兄姉妹弟に挟まれて人一倍苦労した。
何より苦痛だったのは、長男の存在。
人物像は簡単に言えば、嘘みたいにまんまジャ○アン。いじめっ子、世に憚かったような感じで、ホームパーティしてる時に私が食べたかったピザを全部横取りしたり、飼ってる蜘蛛で脅されたり…嫌なことは沢山ある。弟のお漏らしを文字通り尻脱ぐいされらたり…大切なオモチャを壊されたり…
そんなある朝、目が覚めたら
両親が家からいなくなっていた。
とゆうか自分以外、家族揃っていなくなってた。
確かその日は…家族旅行を予定していたんだっけな。
それで、寝坊して飛行機の離陸時間ギリギリで慌てて出て行ったらしい。私を置いて。
帰ってくる頃には色々あって部屋はひっちゃかめっちゃかな有様。
まあ悪いと思ったけどさほんと生死に関わる一台時だったんだよ。
でも必死に説明しても信じちゃくれなかった。
その後新聞で知ったことだけど、私が遭遇したおじさんたちは有名な泥棒だったらしい。
何度も懲りずに刑務所から脱獄する凄い知能犯。
全く物騒な世の中だよね。
だから私は麺探偵を目指す事に決めたんだ。