◇長い夢◇
□君を想う
3ページ/19ページ
次の日
教えてもらった電話番号に電話してみるけど、出ない····
お仕事中かな
だってアイドルだし
忙しいよね
電話番号だって、本物かわからないし
からかわれただけ···かも
目の奥が熱くなる
次の日、私のスマホの留守電にメッセージが入っていた。
紛れもなく 彼の声で
言われた通りのホテルの部屋へ行く
部屋から出てきた彼
「来てくれたんだ!嬉しい♡♡♡」
「――はい。ハンカチを返してもらいに来ました」
そう言って、手を出す
「ふふっ それはいいわけでしょ?俺に会いたいとは思わなかった?」
そう言いながらも、ハンカチを返してくれた。
しばらくお互いの自己紹介
ソファーに座って話していたけど
だんだん会話がなくなって
なんとなく見つめ合って
あの瞳に見つめられて
う 緊張···
そして彼が 私を見て言った
「ね キスしていい?」