◇長い夢◇

□AMME
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ある雨の日






俺が店に着いてから

友達のドタキャンの連絡が入る


──マジかよ でも急病ならしゃーねーな…

一人で食事を済ませ、外に出ると土砂降り

これからの行き先を考えながら 車を駐車したパーキングまで歩いていると


ずぶ濡れの女が歩いてるのに気づく


──おいおい 大丈夫か⁉


土砂降りだから人通りは少ない
だから、かえって目立つ。



もちろん俺は傘を持ってるから、彼女に近付き 差し出した。




「ねぇ、 大丈夫?」



「·····」



無言の彼女は一瞬だけ俺を見たけど、すぐ俯いてしまった



「今から俺 車乗るんだけどさ、良かったら送って行くよ?」



「···ないから」


「え?」


「お金 持ってないから···結構です」


「いーよ!お金なんて(笑)ホラホラ〜」


あ、見ず知らずの人だから警戒してんのか···


そう思って サングラスをとって自己紹介する。


「どーもー!手越祐也でっす!ティッ♪」


「·····!」


とりあえず乗ってくれた彼女。

──フゥ



「家はどこ?」


「····」


「ぽーぽーぽー」


「···ふふ」


あ 笑った笑った♪



「じゃあさ、とりあえず服乾かさないとね!」



「え 何処に行くんですか?」



「心配しないで」




そう言いながら、丁度車にあったスポーツタオルを渡す。


あって良かった〜
俺、普段ハンカチも持ってねーもん




──ちょっと郊外のホテルの駐車場に着く


「行こ」


俺がチェックインしてる間も、ちゃんと待っていてくれてる。



部屋に入って、改めて彼女を見ると··




綺麗な黒髪が 雨に濡れて首に張り付いてて──



よく見ると、ブラがうっすら透けてるし──



膝下のスカートだけど、濡れていてお尻のラインがくっきり見える───





ハッキリ言って 


────エロい‼






とりあえず···服脱がさないと─── ね。
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