◇長い夢◇
□時にはNEWSのマネージャー2
1ページ/76ページ
「ちょっと、来て」
そう言って、私の腕を掴みどこかに連れて行こうとする、
──あなた
人目の少ない廊下の隅の
凹みに押し込まれ 壁ドンされて 優しい瞳で見つめられて
「····ミホ」
いつも通りの優しい キス
そして 長い…よ
だんだん 激しくなる
「はぁ…ごめん、」
「··ううん」
「ふ これで今から頑張れそ」
そう言って、私の頭をポンポン
「あ、じゃ先行くわ マネージャー」
「はい」
頭を軽く振り、前髪を動かして
軽い足どりで歩いて行く
アイドルの加藤シゲアキ
私も呼吸を整えて、ゆっくり歩き出す。
彼のラジオの収録スタジオへ