◇長い夢◇

□時にはNEWSのマネージャー2アナザーストーリー
1ページ/1ページ

増田side



クリスマスイブの四時間半生放送前ー



今日は二曲披露する


リハーサル終わって各々待機



「まっすー気合い入れすぎじゃね?」

そうだよ、悪いかよ。


今回は前髪を上げてセットした。


ミホが観に来ていると知って、気合いが入る。



結局ツアーのオーラス公演の後、ミホとまともに会えてない(打ち上げにも来てなかったし)


お互い忙しかったのもあるけど…まさか避けられてるかもとも思ったけど
確認するのも怖かったし…


一曲目が無事に終わり、次の曲まで時間がある。


手越「ミホちゃん左端の方にいたよね」

加藤「…」

小山「サンタ帽子、可愛かったね〜」



手越「あー、だからまっすー気合い入りまくりだったのかぁ」


うるせーな…



その時スマホにメッセージが入った







ミホ!



『近くの休憩室に来てます。会えますか?』


急いで控え室を出る


─!

後ろ姿で分かる



「あ、お久しぶりです、増田さん…」


「本当だよ、久しぶりすぎて─」


腕を思い切り伸ばし 捕まえて


「ま、 増田さん!?」

胸にしっかりと閉じ込める

「こんな所でっ…」

だって 我慢できねぇよ…


うまいこと死角を見つけてそこにミホを押し込む


顔を覗き込んで

「元気だった?ミホ」

「はい 増田さんも元気そうで、良かったです」

「全然連絡くれねーもん」


「あ…」

「我慢してんだけど」「え?」

「…ずっと、会いたくてしかたなかった」


「ごめんなさい…、私 考えてたんです。」



何の考えかはもちろん分かる。


「で、答えは出たの?」

「増田さんがいないと、私…」

「ふは  ─死んじゃう?」

─ジョーダンで言ったのに

こくんと頷くミホ─



「え?」



「・・・本当に、私で、いいんですか?」



「え?シゲは?」



「…聞いてませんか?プロポーズ断った事・・・」



──聞いてねぇよ!!


あの野郎

「じゃあ…」


「はい」



─マジか!!

──マジかよっ!!


嬉しすぎてその後の曲は舞い上がりすぎた。


次の章へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ