◇つかの間の夢◇

□お家に行こう
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「…私、まだ一度もないんだけど…」




「へっ?何が?」




食後のデザートを食べながら 貴久とソファーにもたれてくつろいでいる時に、ふと思った。
 

ちなみに、私はカフェオレで貴久は抹茶アイスを食べながら 貴久が出演してる、爆笑キャラパレード観賞中



─私、行った事ないっ
 

なんで今まで気付かなかったの〜(;゚∇゚)
 


「貴久の家に 一度も行った事がないっっ」


「あー・・・」


これは このパターンは…まさか


「二股…」


「は?」


本命は、実は他にいて… 

私には仕事が忙しいと言ってて実は「おいおい」


私の頬を両手で包む貴久。


「ミホ 今 変な事考えてるだろ〜」
 

つい、目をそらす。



「俺が会いたい時に来てるから、

 たまたま今まで 俺ん家ってなかったな〜」



いやー、盲点でしたと額に手を当ててる貴久。


「今から行こ」

「えっ」

「準備して、ミホ」

「いいの?」

「いいに決まってんじゃん。」



親指を立てて、にこっ♪

「明日ミホ仕事休みだし、俺も昼から仕事だから 丁度良くない?」


「うん♡」



「いや〜 たまには俺ん家ですんのもいいね〜」


「·····」


とりあえず準備する事にしよう。
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