◇つかの間の夢◇

□EMMA
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『なんかイヤらしいね』


「ん?」


EMMAを初披露したCDTVの録画を観ながら呟いた 俺の彼女。


『手に持ってるジャケットを、女性に見立ててるんだよね?』


「うん、まあ」


『最後、サヨナラのキスなの?何、この素っ気ないカンジ!』


特に手越〜!
 

なんて 叫んじゃってるよ…(苦笑)
 


「じゃあ、ミホをジャケットに見立てて今、ここで歌おうか?」


あのオープニングの振り付けをする。


ミホを抱き寄せ、 腰を振る。


俺の可愛い彼女 顔を赤らめてると思いきや…








無?




何?




──無⁉






俺の彼女は無の表情だった···(泣)





·····



リ`▽´ノリ
「俺の彼女、怖いんだけど」


楽屋で小山に昨日の事を言う。



(´-」-`)
「え?ミホちゃんが?んな事ないでしょ〜!」



普段、ミホって可愛いからな〜。信じて貰えず···



リ`▽´ノリ
「あ、シゲー。 シゲなら分かってくれるでしょ?」



(∵)
「·····」


無視かい



リ`▽´ノリ
「あ、手越!ミホからの伝言〜!今度 生放送でEMMA歌う時は、最後のキス 優しくしろってさ!」



(´・ш・)
「マジで⁉も〜ミホちゃん、欲しがりなんだから♡オッケー!!」



俺は普段ミホにする様に、名残惜しいキスだけど♪


リ`▽´ノリ
「あ、あとコンサートの時は、EMMAの衣裳で恋のABO歌ってほしいってさ」


(´・ш・)
「も〜本当に欲しがりだな〜
ミホちゃんて案外 まっすーに満足してないんじゃねーの⁉」




はあ⁉


マジで⁉


だから?



だから無?






リ`▽´ノリ
「お先!今から満足させてくるわ‼」


急いで帰っていくまっすーを見て、メンバー全員が思った。


(´-」-`)(∵)(´・ш・)
(まっすーは完全に 尻に敷かれている)

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