名探偵コナン

□貴方を想う
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赤井さんが私に覆いかぶさり 優しくキスを落とす

抑えきれず漏れる吐息は色を含む

続かない息に耐えられず 唇を離し酸素を吸いこむ

そしてまた間を置かず 口づけられる

赤井さんが緩く腰を動かせば 一際甘い声が私から漏れる

自分から漏れる声が恥ずかしくて いやいやと子どものように首を横に振っても 優しく攻められることは変わらない

「夏稀…」

時折切なげに名前を呼ばれると 中がキュッと狭くなる

締めつけられる事に 一瞬赤井さんが苦しげに眉を寄せる

それでもずっと視線は私に注がれたまま

大好きな赤井さんが私を 私だけを見てくれている

たったそれだけの事が恥ずかしいのに嬉しくて 愛しさが増す

「赤井さん…っ…ぁんっ…あかい…さ……っ」

喘ぎ混じりに名を呼べば 耳元で秀一だ、と訂正された

熱い吐息が耳にかかる それよりも耳元で赤井さんの声がする

腰まで震えさせられる色香のある声

「秀一さんっ…ゃ…あ…っ…しゅ…いちさ…ぁ…んっ」

赤井さんに揺さぶられ 私は絶頂を迎えた──
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