名探偵コナン

□命短し恋せよ乙女 2
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「##NAME2## 俺と逃げないか? 俺が必ず護る
その足でもいい 一緒に逃げよう」


嬉しくないわけじゃないけれど それには応えられない


「ううん 私はここにいる 絶対に逃げないよ」


ライのことは好き…なんだろうし 離れたくない
でもそれ以上にジンから離れたくない


「そうか… なぁ…##NAME2##…
お前が好きだ 2人で逃げよう」


突然ライにそう言われ 頭が真っ白になった
何か言おうにも言葉が出ない
嬉しいはずなのに 何かが違う


ライの顔が近づき 唇に柔らかいものが触れた


「ラ…ライ……?」


震える声 溢れ出す嫌悪感


ライに恋してると思ってた
恋してる人にキスされたら嬉しいはずなのに


──死ぬほど気持ち悪い
まるで玩具にされてる時のように


それでも感情を押し隠し笑った


「ありがとうね でも組織の人間に本気になっちゃダメでしょ?
ほら早く行ってよ 貴方が死んじゃうから」


何でもないように取り繕い 彼を追い立てる
ライは名残惜しそうに部屋を出ていった


すぅ…と深く息を吸い込み 吐き出した


「もう…大丈夫 なんともない」


そう呟き 私も遅れて部屋を出た
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