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□*おはようもおやすみも君の側で
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「顔、顔近いですっ!!」
「いいじゃん、昨日あんなことした仲なんだしっ!」
「え?」
「名無しさんちゃんけっこー強引でモモちゃんびっくりしちゃった!」
「え、ちょっ、え!?」
それってまさか……嘘!?え、服、着てる……し!!!
「あははっ、冗談だよ!何もしてないよっ、名無しさんちゃん本当に可愛い」
「うぅっ、百さん……私今でも信じられないです……百さんが、その……」
「今すぐじゃなくてもいいよ、俺は名無しさんちゃんとゆっくり進みたいって思ってるから」
「わ、私も、百さんのこと、好きです。大好きです。ただ、あまりのことにまだ信じられなくて……」
百さんの少し大きな手が、私の頭を優しくなでてくれる。
その手に安心感を覚えて、私はまた眠くなってきてしまった。
「あんまり無防備でいられると、さすがのモモちゃんでも我慢できる自信ないんだけどなあ」
「?」
「なんでもないっ!ほらもう少し寝て、起きたら一緒に朝ごはん食べてケーキ食べよっか」
「はい、おやすみなさい」
「おやすみ」
「……百さん大好きです」
「……(やばい、襲っちゃいそう……)」
END[