月島蛍(長編)

□烏野高校
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3年。





はじめて月島君に会ったときは1年。





それから約3年たった。




烏野高校1年4君進学クラス。





クラス発表の掲示板の前で震えていた。




つ・・・月島君と同じクラスーーーーーーーーーーーー!!!




あれから約2、3年たったとはいえ、告白しちゃたもんはしちゃったし、教室・・・入りにくい・・・。




え、どうしよ。どうしよ、どうしよ、どうしよ、どうしよ。





あ、あれ?足に・・・力が。





その時、ガシっとまたあの時みたいに腕を・・・大きな手で腕を掴まれた。





前に聞いた声よりも低い声・・・




アニメの時の声と少し違う・・・似た声





月島「また倒れる気?」




山口「あ、ほんと顔色悪いね。」




月島「山口、こいつ保健室連れてってから教室いくわ。」



山口「あ、うん。」




月島君に付き添われながらフラフラした足取りで初の保健室。




月島「また癲癇?」








さき『・・・・っ///』





知って・・・くれてる?///





月島「中学の保健室の先生から聞いた。何かしらきっかけがあったんじゃないの?
はじめて僕と一緒のクラスになったね。関係ある?」




鋭い・・・すごい・・・・




さき『うん。緊張して・・・。』





月島「すとーかー・・。」



ビクッッッ




月島「そんな事思わないから。それよりも僕のせいでそうなるとそっちのほうが迷惑。別に一緒になることがあったら一緒にいていいから。もっと学校生活楽しみなよ。ほら保健室ついたよ。」




さき『すみません、ありがとうございました。』




めちゃくちゃ優しい・・・こんな優しいの?



やっぱ人生的にこうなる感じにしてくれてるのかな?



神様、まじ神様っ




月島「あ、あと迎えにくるから僕がくるまで待ってて。」





カミサマアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!





保健室でベッドを借りて休む。





両想いですか?両想いなんですよね?





って・・・両想いだったら・・・とっくに付き合ってくれてるか・・。





月島君ほんと人気あるしな。




近寄りがたいらしいけど。




月島君迎えにくるって・・・あぁ、そうか。



影山君と日向君が先に入部届けだして、後から入部届けだしてたっけ月島君と山口君。




うちの・・・せいで・・・




酷い眠気に襲われて瞼が閉じた。
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