月島蛍(長編)
□暗黙の秘密
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・・・・部活の休憩時間
月島はさきの作ったサンドイッチを食べていた。
東峰「へぇー、月島が何か食べるのってめずらしいな。」
月島「・・・・今日は・・・その、たまたま小腹がすいたので。」
東峰「え?月島彼女いるんだろう?」
月島「・・・それ一応内緒なんですけど、誰から聞きました?」
東峰「はっはっはっ、ほんとにいるんだ・・・(青ざめ)」
月島「・・・・いません。」
東峰「こんなにバレーばっかりやってて喧嘩とかしないのか?」
月島「・・・・そういうのないんで。」
東峰「別の事で喧嘩とかしないの?」
月島「はぁ、まぁ・・・バレーさぼったら口きいてもらえなくなるかもしれませんね。」
(東峰:え?どんな子)
月島「全然見に来たりとかしないくせに・・・僕よりバレー馬鹿というか・・・バレーやれやれうるさくて意味がわからないんですよね。」
(東峰:え?・・・なんでこんなに語ってくれるんだろう?(微笑み))
東峰「へ、へぇ・・・。変わった子だね。」
月島「はい、見てないはずのものも見えてるというか・・・まるで・・・試合の勝敗結果すら見えてるんじゃないかって・・・。」
東峰「それはさ、勝敗結果が見えてるんじゃなくて月島のバレーの才能を見てるんじゃないかな。」
月島「・・・・・・なるほど。」
東峰「・・・マネージャーとかに誘わないの?」
月島「アイツ体弱いんで・・・その、持病の発作とか起きた時に僕がバレーをやめてしまうからやらないって。」
(東峰:あ、やっぱり月島の彼女なんだな。普通の女の子じゃなさそうだ(ホッコリ))
東峰「良い彼女さんだな。」
月島「・・・・・・まぁ。//」
東峰「ま、俺は誰にも言わないからさ。何かあったら聞くよ。」
月島「・・・・・ありがとうございます。」
(東峰:月島・・・これからどんどん変わっていくんだろうなぁ(ホッコリ))