選択系編
□始まり!
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「ヘイヘイヘーイ!そこの1年生?」
大学の入学式早々に・・・声をかけられた・・。
目の前には・・・ミミ・・・ミミズクヘッドの何かオーラを感じる人と・・・これといって普通そうな少し目の鋭そうな人が立っていた。
「木兎さんも大学落ちまくって一回生ですよね。」
あっ・・・・高校のバレー部でマネージャーしてたからわかる!!!
この人全国5本の指に入ってた木兎光太郎!?
木兎「あかーし!!しーっ!しーっ!それ言わないで!!!」
もう一人の人は・・・赤葦さん?
たしか・・・・梟谷でセッターやってた・・・
赤葦「ごめん、いきなり。」
さき『え・・・あ・・・はい。えっと・・・うちに何か用でしたか?』
木兎「あー・・・君さ。どっかの高校でマネージャーやってなかった?」
さき『えっと・・・はい。やってましたけど・・・。』
木兎「ほら!赤葦!俺の言った通りだろ?」
赤葦「・・・・そうですね。」
木兎「でさ!大学でもバレー部のマネージャーやってみない?」
さき『えっと・・・・・。』
大学のバレー部のマネージャーって・・・たくさんいるんじゃないの?・・・・なんでわざわざ・・・
木兎「お願いっ!!黒尾にさぁ、マネージャー一人もいないから誘ってこいって言われてんの!」
赤葦「なんで全部言うんですか。はぁ・・・。この大学マネージャー一人もいないらしくって困っててね。俺も今日入学したばかりなんだけど。」
さき『えぇ!?お二人とも・・・先輩じゃなかったですか?』
赤葦「あぁ、うん、まぁ・・・色々あってね。」
黒尾って・・・もしかして・・・音駒高校の黒尾さん?
さき『えっと・・・・・・』
「え?・・・なんでお二人がこんなところにいるんですか?」
背後から声がしてふりかえると、長身で眼鏡をかけた・・・・
春高全国大会に出てたねちっこいミドルブロッカーの月島蛍じゃない!?
赤葦「月島!」
やっぱりー!!!
木兎「ヘイヘイヘーイ!ツッキー!!一緒の大学かぁ!!」
月島「・・・・どういう事ですか?」
赤葦「木兎さんと同じ大学行こうと努力した結果だよ。」
月島「つまり・・・・浪人したんですね。」
赤葦「俺が先に入学するとへこむから・・・わざとね。」
木兎「赤葦、今何か言った?」
赤葦「いえ、木兎さん合格おめでとうごいますって。」
木兎「まぁ、俺天才だし?」
赤葦「月島、隣は?」
国見「はじめまして、国見英です。」
月島「宮城で・・・知り合いだったんで。」
木兎「へぇー、国見君もバレーやってたの?」
国見「え・・・はい。WSでした。」
ば・・・バレー部そろってきた!!
木兎「黒尾がさぁ、マネージャー1人もいないから誘ってこいって。」
月島「ゲッ・・・・黒尾さんもいるんですか?」
赤葦「黒尾さんはちゃんと3回生だよ。で、今絶賛その子を勧誘中ってとこ。」
み・・・・みんなに見られてる・・・見られてる!!!!
さき『・・・・や・・・やります・・・。』
木兎「いょぉっしゃぁぁぁ!!!ヘイヘイヘーイ!!二人もバレーやるよな?」
月島「えー・・・・バレーするつもりで大学に来たわけじゃ・・・。」
国見「・・・同じく。」
黒尾「まぁ楽しくやりましょうや。」
恐らくその場にいた全員が(出た!!)と思った。
黒尾「ツッキーもやるだろ?」
月島「・・・・チッ。国見君仲良く入部届けかこようよ^^」
国見「・・・・え煤v
こうして・・・ほぼ強制的にバレー部へと入部させられたのだった。