ビロードウェイ

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「ナナシの姉御!おはようございます!」
『ふぁー…ケンちゃんおはよー。』
「ケンちゃんはやめて下さいっス~」

昨日は左京さんとお出かけして帰ってきてお風呂入って速攻で寝た。
多分お風呂の時眠すぎて白目向いてたんだろうな…。

「~って事で今日はこの辺りで春祭りやってるんで仕事帰りとか時間あれば寄ってって下さいっス!俺は今回お面屋さん担当っス」

『あっ…、祭り?』

「あっ、ぼーっとして俺の話し聞いてなかったッスね~!も~」

ごめんね、その通り、ぼーっとしてた。

『ごめんごめん、お祭りだよね。今日は定時で終わりだと思うしその後寄ってくよ。』
「やったー!」

犬か!
でもそこが可愛い!!

「あっ!アニキおはようっス」
『あっ!左京さんおはようございます』

「2人して朝からキャンキャンうるせぇな。」

丁度左京さんも起きてきた所みたい。

『左京さん。左京さんも今日お祭りで屋台出すんですか?』


左京さんのたこ焼きは美味しいから屋台出すなら是非寄って行きたい。


「いや、今回は見回り班だ。最近隣町の若い奴らが出入りしてるからな」
「あっ、若い奴らっていってもヤクザじゃなくていきがってる高校生連中っス!」
『あっ、、そ、そうなんだ。』

朝から何ともヘビーな…。


『あっ、そろそろ会社向かわなきゃッッいってきます!2人も行ってらっしゃい』
「行ってらっしゃいといってきますっス~!」
「気をつけろよ」

『は~い』





またバタバタして家を出た。









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