ビロードウェイ
□8
1ページ/5ページ
結局家に着く頃にはお祭りも終わり、
先に帰宅したはずの私が居ないって
騒ぎになっていた。
「俺がお嬢とあった時は普通だったぜ。わたあめの袋持ってかせた。」
「お、おっ、俺だって姉御とあった時は普通でしたぜ!!!ま、まさか何か事件に巻き込まれ…ううううあ、姉御今探しにッ」
「ッッたく!うるせぇ落ち着け迫田!!!!」
「ッッ!!……で、でも…アニキィ…」
「…俺がナナシを探しに行く。おめぇらはここで待ってろ」
そんな会話が玄関の外にまで聞こえる。
やばい…連絡も何もしてなかったから心配させてしまった…
早く帰ってみんなに…ただいまってつた…えなきゃ…
家の玄関に着いたとたん一気に眠気が襲ってきた。
心なしか頭もボーッとする…
「それじゃナナシから家に連絡あったらすぐ連絡しろよ」
「アニキィ頼んだっス…」
ガラッ--
目の前の玄関が開けられて目の前に驚いた顔の左京さんが見える。
「なっ…ナナシ!お前こんな時間までどこに!!!まぁ、よかった話は家の中入ってから…」
バタッーーー
「!!!!!?お、おい!どうしたッナナシ!!!」
身体が熱くてボーッとして歩けそうにないや…
『た…だい…ま……』
「おいっ!、! 」
意識が無くなるする前まで左京さんが呼びかけてくれた。
眠い………………。