ビロードウェイ

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結局家に着く頃にはお祭りも終わり、
先に帰宅したはずの私が居ないって
騒ぎになっていた。


「俺がお嬢とあった時は普通だったぜ。わたあめの袋持ってかせた。」
「お、おっ、俺だって姉御とあった時は普通でしたぜ!!!ま、まさか何か事件に巻き込まれ…ううううあ、姉御今探しにッ」
「ッッたく!うるせぇ落ち着け迫田!!!!」
「ッッ!!……で、でも…アニキィ…」
「…俺がナナシを探しに行く。おめぇらはここで待ってろ」



そんな会話が玄関の外にまで聞こえる。
やばい…連絡も何もしてなかったから心配させてしまった…
早く帰ってみんなに…ただいまってつた…えなきゃ…



家の玄関に着いたとたん一気に眠気が襲ってきた。
心なしか頭もボーッとする…



「それじゃナナシから家に連絡あったらすぐ連絡しろよ」
「アニキィ頼んだっス…」

ガラッ--

目の前の玄関が開けられて目の前に驚いた顔の左京さんが見える。


「なっ…ナナシ!お前こんな時間までどこに!!!まぁ、よかった話は家の中入ってから…」

バタッーーー

「!!!!!?お、おい!どうしたッナナシ!!!」

身体が熱くてボーッとして歩けそうにないや…

『た…だい…ま……』



「おいっ!、! 」


意識が無くなるする前まで左京さんが呼びかけてくれた。



眠い………………。







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