【東京リベンジャーズ】

□翅を毟る
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蜘蛛は蝶を食す

前絵本でしていた想像が忘れられられない。

黄色い米粒みたいな膜を破り、出てきた幼い蝶は葉っぱを食べながらぐんぐんと成長していく。青虫はやがて蛹になり、何処かの草へ宿を作る。
長い時間をかけ羽化の準備が出来ると蝶は蛹を破り弱々しく萎れた羽を広げ大空へ羽ばたく。

好奇心旺盛な蝶は仲間の蝶と話をしてそのうちはぐれてしまう。
薄暗い森の中を蝶はふらふらと彷徨い、糸を張った蜘蛛の巣に囚われピンチに至るのだった。
もちろん、その後仲間が来て蝶は助けられるんだけど、自分の何十倍も大きな蜘蛛が動けない蝶を狙ってる様子は子供心に恐怖を感じた。

もう二度とこの蝶は巣からは出られないのか、と絶望したものだ。今だからこそ仲間の大切さを説く教育向けの絵本だとわかるけど、多くの絵本が勇気ある主人公が周りを変えるという設定なのに対し、この蝶の場合不幸になるのが不思議で印象深かった。
そして今の状況はこの絵本に似ていると思う。
蝶。私のアイドル名。かわいくて


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