【創作ネタ集】中二感あふれる言葉辞書

【め】 7件

【メアリー・スー (めありーすー)】
・原作の世界観を壊すようなキャラクター設定
・原作のキャラクターから過剰な好意や賞賛を受けている
・原作のキャラクターを踏み台にしてご都合主義展開で活躍する
・原作キャラクター達に最大限惜しまれながら亡くなるキャラクター。

今でいうところの「ドリーム小説」とその読者をこき下ろすために作られた作品であり、現代でいう「地雷」の概念や「アンチ・ヘイトもの」の作風、夢女子(オリキャラ・NL派)vs腐女子(原作キャラ・BL派)に代表されるような同ジャンル内での創作形態による対立構造である。
転じて、夢主や最強オリキャラなどを揶揄するために使われるようになった。
他にも強いキャラや愛されてるキャラ、派生作品で追加されたキャラ、ご都合主義なキャラ、話を破綻させるキャラなどなどを「メアリー・スーっぽい」と呼ぶ者も存在する。
また揶揄のために作られた蔑称であることもあり、厳密な定義はなく、恣意的なレッテルや中傷として運用されているのが実情。


【迷宮入り (めいきゅういり)】
犯罪事件で、犯人不明のまま捜査打ち切りとなること。お宮入り。


【明鏡止水 (めいきょうしすい)】
明鏡」は、一点の曇りもない、よく映る鏡のことで、「けいめい」とも読む。
「止水」とは、流れずに静かにとどまって、澄んだ水面のこと。
曇りの無い鏡と澄んだ水面のように、安らかに落ち着いた心境をいう。
『荘子・徳充符』にある「明鏡」と「止水」の二つの言葉を合わせてできた句。
「明鏡」は、甲徒嘉のことば「鑑明らかなれば則ち塵垢止まらず、止まれば則ち明らかならざるなり(鏡がきちんと磨かれていれば塵は付かない、塵が付くのは鏡が曇っているからだ)」から。
「止水」は、孔子のことば「人は流水に鑑みること莫くして、止水に鑑みる。唯止まるもののみ能く衆衆の止まらんとするものを止む(人は流水を鏡として使うことはなく、静止した水を鏡とする。ただ不動の心を得た者のみ、心の安らぎを求める者に対して、それを与えることができる)」から。


【明鏡も裏を照らさず (めいきょうもうらをてらさず)】
賢明な人にも注意が行き届かないところがあるというたとえ。


【鳴禽 (めいきん)】
1 よくさえずる鳥。よい声で鳴く鳥。
2 鳴禽類の鳥。雀など


【メメントモリ (めめんともり)】
メメント・モリ(羅: memento mori)は、ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬ事を忘れるな」という意味の警句


【メリーバッドエンド (めりーばっどえんど)】
いわゆる「Open-ended」(開かれた終わり・結末)。受け手の解釈によって幸福と不幸が入れ替わる結末。「Open ending」とも言う。
極端な例を挙げると、ヤンデレの女性が意中の男性の手足を切り取り、どこにも行けないようにしてしまい、結果その男性を手に入れた場合、これは世間的に見れば不幸であるが、そのヤンデレ女性からすればハッピーなのである。
もう一つの事例として、何らかの精神病に悩む主人公が治療方法を探すという話で

1、治療方法が発見されて治療に成功、主人公はようやく普通の人と同じになる
2、途中で悩むことがおかしいと感じ、主人公は精神病のまま悩まずにそのまま生きる
という分岐があり、どちらでも主人公から見れば悩みが晴れてハッピーだったとする。

この場合、精神病が治すものだった近代なら多くの人が1がハッピーエンド(病気の完治)で2がメリーバッドエンド(治療の可能性の放棄)となるが、精神医学が発達した現代に同じ作品を読み返した場合、1がメリーバッドエンド(主人公の人格の自殺)で、2がハッピーエンド(「真の問題」判明とその解決)ということになりうる。



[戻る]



©フォレストページ