STORY 長編
□夏休み〜夏祭り編〜
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夏休み真っ只中。
やる意味の分からない補習もやっと終わり、今日この町で一番盛り上がりをみせる夏祭りが始まる。
「お〜い!鈴木〜こっちこっち!」
「佐藤!」
「う゛ぉおい!遅ェぞぉ!」
「え!?先生なんでいんの!!??」
「いや…なんか俺らの夏祭り行く計画聞いてたみたいで…」
「マジかよι」
「う゛ぉおい!!!!ダンゴムシら行くぞぉ!!!!!」
((勝手に来といてメッチャ仕切ってる―――――!!!!!))
なぜかスクアーロ先生同伴の夏祭りが始まった。
「それにしても人が多いな!」
「あぁこの町こんなに人がいたんだな〜どこからわき出たんだか」
「台所だぁ!!!!」
((え?ゴキブリ!!??))
「マトリックスだぁ!!!!」
((エージェントスミス!!??))
「お菓子の家だぁ!!!!」
((ファンタスティック――――!!!!))
「…あの!先生俺たちトイレ行ってきます!!」
「え?俺は行かないでいーぜ」
(いーから来いっつーの!)
鈴木は佐藤を連れて走った
「トイレあっちだぞ?」
「バカ。ウソだよ!」
「え?なんで?」
「だって先生ついてきたらイヤだし!」
「あぁ!なるほど!流石だな松林!」
「鈴木だ」
鈴木と佐藤は上手くスクアーロ先生から逃げ出した。
「なぁ暑くね?」
「暑いぞぉ!!!!!」
突然まぬがれたはずの恐怖の声が耳に入ってきた。
ギクリとして鈴木と佐藤はゆっくりと振り返った。
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