STORY 長編

□夏休み〜山編前半〜
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夏休みも終わりに近づき山にやって来た佐藤と鈴木。



「うひょひょ〜山でキャンプなんてワクワクだな〜!」


「まぁな〜でも山って勝手にキャンプしていいのか?」


「いいのい〜の!」


「怒られてもしらねぇぞ?」


「ここ俺ん家の山だから大丈夫だって〜♪」


「山まで持ってんの!?」


「ハハハッ当たり前だろ〜」


「(当たり前か!?)本当金持ちだな…。つか俺来てよかったのか?家族水入らずの方が良かったんじゃねぇの?」


「何いってんだよ!海でかき氷おごってくれたろ!あれの恩返しがしたいんだよ!」


「まじでアレ覚えてたんだ!」


「一生忘れねーよ!俺、お前に今年から毎年夏にはリカちゃん人形の靴を送るわ!」


「いらないッッ!」


「恩は一生覚えとくわ!松林!」


「鈴木だから!まず名前覚えて!」









「じゃあこの辺りでテント立てるか?」


「そうね!ママ達テント立てておくから山を探検してきたら?」


「すみませんお邪魔しちゃってι」


「いいのよいいのよ♪かき氷おごってくれたんですってね?本当にあり…ありがっ…うっぐ…」


(泣いてる―――!!)








「お前、泣くなよ、パパまで泣きたく…うっ…」


(佐藤パパも―――!?)








「もう!泣かな…うぐっ…」



「佐藤までも――――!!??」






「「「ありがとうね!松林(くん)!」」」






「鈴木っす…。」




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