STORY 長編
□夏休み〜山編後半〜
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ザー
雨が強まる中、佐藤と鈴木とスクアーロ先生は別荘に向かって山の中を歩き続ける。
「あぁ!!別荘発見!!」
「……別荘っていうか小屋?」
鈴木達の前には木で組み立てられた小屋が一棟現れた。
「う゛ぉおい!なんだぁこの小屋はぁ!犬小屋みてぇだぞぉ!!」
(言いすぎ―――ιこれは佐藤でも傷つくぞ…ι)
鈴木が佐藤の表情を伺うと、微かに震えていた。
(泣いてる!!???)
「……………」
「さ、佐藤気にするなよ…」
「……ひゃっひゃひゃひゃ!!」
「え爆笑!!??」
「先生実はここ、ハムスターの家なんすよ」
「やっぱりなぁ!!」
「ハムスター!?もったいないって!!」
「とりあえず入るぞぉ!!」
スクアーロ先生は剣を取り出し、ドアをぶち破った。
((あぁ!!ι人の家を!!))
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