STORY 長編
□2学期
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トラブルばかりの夏休みを終え、いよいよ2学期がスタートする。
全校生徒が体育館に集まり校長がステージへ上がる。
新学期恒例の校長の話だ。
校長が口を開いたが、スピーカーからは声が響かない。
「どうしたんだ?口パク?」
「さぁ…?校長めっちゃ大声で話してるみたいだけどな」
生徒たちが不審な状態にざわめき出す。
「あぁ!!」
突然佐藤が大きな声を出した
「なんだよ佐藤?」
「あれ見て!」
佐藤が指差す方には……スクアーロ先生!!!
「んなっ!スクアーロ先生がマイクの線をたたっ切ってる―――!!!!」
「う゛おぉい!!お前の話なんて誰も聞きたくねぇぞぉ!!!お金持ちの自慢話くらい聞きたくねぇぞぉ!!!」
「ひどっ!!!スクアーロ先生ひどい!!」
「あ!!校長が怒りに震えてる!!!」
「ついにクビか!?!?」
「うわぁ〜ん」
「「「校長泣いた―――――!!!!!!」」」
校長先生は涙を拭いながら走って体育館を立ち去った
「「「……」」」
「早く終わりやがれぇ!!始業式なんてやる意味わかんねぇぞぉ!!!!」
(((校長なんでクビにしないの―――――!!??)))
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