STORY 長編
□告白
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秋。
めちゃくちゃな文化祭も終わり、いつも通りの日常を取り戻した3年V組。
そんな中、3年V組に珍しい出来事が。
「「え!?」」
「カンナズビィー嘘でしょ!!?」
「ほ、本当だって!!アスカ」
「信じられないわよ」
「信じてよ!!」
「佐藤が告られてた…なんて信じられる!?」
「鈴木は知ってた?」
「いや、知らない」
「見たんだもん!!昨日の夕方に佐藤が告られてたところを!!」
「えー!?俺告られたのー!?」
「佐藤!!」
「嘘だろ〜」
「いや、何でお前が分かってねーんだよ!!」
「ナイスツッコミね鈴木!!やっぱりカンナズビィーの嘘だったってことね」
「嘘じゃないって!!」
「でも、佐藤本人が知らないんだもんな。お前告られてないんだよな?佐藤」
「うん♪」
「じゃあ佐藤は昨日神社で女の子と何してたの?」
「お話だよ」
「何て言われたの?」
「『好きだから明日デートしよう』ってさ」
「「……………それ告白じゃん!!!!!」」
「え?これ?」
「それ以外に何が?」
「例えば『あたしとあなたはキョウダイなの』とか」
「昼ドラ!?」
「『僕が彼女を殺したんです。水深3センチのお風呂に沈めて…』とか」
「浅っっ!!!!水深浅っっ!!!浅くて沈められないから!!!」
「そう、そこが問題なんだよ古畑くん…」
「俺は鈴木だ」
「その謎を少年探偵団に捜査させよう!」
「コナン!?」
「佐藤!!鈴木!!話がそれてるわよ!!」
「そうだったι」
「しかも相手はあの相川さんだよ」
「え!?あの子哀川翔だったの!?」
「まず性別違うよ!!」
「ゼブラーマン!!!」
「もう何で相川さんが佐藤なんだよ!!」
「相川さんって、うちの学校のプリンスよね」
「プッチンプリン食べるときプッチンする?」
「黙ってよ!!佐藤」
「う゛ぉぉい!今日はカンナズビィーが強気じゃねぇかぁ!!」
((出た!!!!!))
「先生カンナズビィーが僕に冷たいです!!」
「反抗期は自立の為にも必要だぁ!!!太平洋のような広い心で受け止めろぉ!!」
「先生もうるさいです!!」
「俺に反抗することは、つまり死を意味するぅぅ!!!!」
((狭――――――!!!心の狭さ水たまり並み―――!!いや、もはや砂漠――!!!!))
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