STORY 長編
□冬休み:スキー編
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冬休み。
短いながらもお正月が目前に迫りテンションの上がる生徒たち。
鈴木は佐藤とスキーに行く約束をしていたため駅前で佐藤を待っていた。
(スキー久々だな〜!!)
鈴木は久しぶりのスキーをずいぶん楽しみにしていた。
遠くの角に佐藤が現れるのが見え、手を挙げた鈴木はすぐに顔を歪めた。
「もぅ〜い〜くつ寝るとぉ〜お正月ぅ〜」
佐藤の後ろに現れたのはスクアーロ先生だった。
(なんでいんの────!!??)
「お正月には海行って〜サ〜メに喰われて遊びましょ〜は〜や〜く来〜い来〜い〜霊柩車〜」
(そんなお正月イヤすぎる──!!!!年越し前からいきなりテンション下がる歌詞!!!!)
「よっ!鈴木ムネオ!!」
「ムネオじゃないから!!てか、なんで先生も来てんの!?」
「え!?先生!?本当だ〜気づかなかった〜!!」
「なんで気づかないの!?あれだけ大きな声で歌ってたのに!?」
「あ〜オレ、一昨日耳栓してたからだ」
「それ完全に関係ないぞ。歌ってたの今さっきだから!!!」
「う゛ぉおい!!メンバー揃ったし、さっさと行くぞぉ!!!」
(あんたメンバーじゃないから──!!!なんで勝手に来たのに仕切ってんの──!??)
「なんでこうなるかな…」
仕方なく3人でバス乗り場へ向かう。
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