STORY 長編
□冬休み:釣り編
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スクアーロ先生が極寒の湖に落ちてから1時間経過。
未だに上がってこないスクアーロ先生。
「上がって来ねーな」
「鈴木!!もしかしてここが4次元へと続くトンネルだったのかも!」
「メルヘンだな!!多分4次元じゃなくて…あの世…」
「わーお魚釣れた〜」
「先生逝っちゃった湖で釣りしてる――!!」
静かな湖に鈴木のツッコミが響く。
「佐藤、帰るぞ」
「え?先生は?」
「もう多分無理だろ」
「鈴木!!先生置いて帰るなんて酷いよ!!」
「釣りしてるお前が言うな!!!」
「あ!なんかきた!」
「こんな時にヒットか――!」
「う゛ぉおい!!」
「鈴木!先生釣れた!!!」
「あり得ねー!!!」
「鈴木ぃ〜テメェ何帰ろうとしてやがったんだぁ!?」
「話聞かれてる――!!!」
「いやーにしても、死ぬかと思ったぜぇ!!」
「何故死んでないんですか――!?」
「これくらいで誰が死ぬんだぁ!?」
「みんな!!人類全て!!」
「くだらん」
(この人どうやったら死ぬのかな…?もはや人なのか?)
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