STORY 長編
□テスト
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朝から落ち着きがない生徒たち。
いつもになく教科書をひろげ頭をかかえこんでいる。
「テストだぁ―!!!!」
「ヤベェよ…倫理って何なんだよ!!!!」
バァァーン
今日もまた教室のドアが力強く開かれた
「う゛ぉおい!!!!テストするぞぉ!!!! テメェらオレのテスト120点以上じゃないとたたっ斬るぞぉ!!!!!」
(((既に無理―――――!!!!!100点満点のテストだぁ!!!)))
「カンニングは認めるがぁ〜」
(((え!?いいの―――?????)))
「消しゴムの使用は禁止だぁ!!!!!」
(((逆につらい!!!!!!)))
「テスト中に具合が悪くなったら〜
具合悪くなるな!!!!体調不良は禁止だぁ〜!!!!!」
(((無茶だぁあ!!!!)))
「配るぞぉ〜!!!!!」
スクアーロ先生はプリントを配った
「先生、質問です」
「質問の時はビートたけしのモノマネでしか聞かん!!!!」
(((えぇ…)))
「先生このやろっ!なんで白紙なんだコマネチ!?」
((やってる―…しかもクオリティ低ッ!!))
「倫理のテストは"オレのカッコイイ剣技のすべて"のアノ手の動きを書くことだぁ!!!」
(((まじでテスト出た!!!!)))
(((もう倫理とは全く関係ないじゃん…)))
「完璧じゃなかったら落第だぞぉ!!! だからオマエらが卒業できる可能性は0%だぁ!!!!!」
(((最悪だ……)))
「スクアーロ先生!俺先生のDVD買ったんだぜ!!」
(((佐藤あいつバカだ…)))
「本当かぁ!!!!これでオマエが落第しない可能性は0%から
やはり0%だぁあ!!!!!」
(((ただ落第させたいだけだ…)))
「始めだぁあ!!!!!!」
生徒たちは必死に手を動かし始めた。
必死に記憶を蘇らせる。
「グゥアー」
「グィー…ガゴォー」
(((寝てる――!!!)))
(((しかもイビキおかしい!!!!)))
試験監督のスクアーロ先生は完全に眠っていた。
「グァゥ」
(((うるせぇ!!!!!)))