STORY 長編
□夏休み〜夏祭り編〜
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そこにいたのは
何処から持ってきたか分からないコタツに入り、グツグツ煮たっているキムチ鍋をつついているスクアーロ先生だった。
「「暑ッッッッッ!!!!!!!」」
「それは暑いの当たり前でしょ!!!!!」
(なんでいるんだよ―――ι)
(逃れられず…かι)
「にしても本当暑いな〜」
「かき氷食うか!」
「そうだな!先生も…ってあれ?いなくなったぞ!!!」
「う゛ぉおい!!!!かき氷買いやがれェ!!!!」
「この声は…」
声のする方を振り返ると
スクアーロ先生がかき氷を売っていた
((何やってんだあの人――――!!!!))
「出来たてアツアツだぞぉ!!!!!」
((アツアツかき氷――――!!??))
「ホラァ!!!!!」
((もはや汁だ―――――!!!!))
「と…とりあえず食わね?」
「…そうだな」
「先生〜かき氷のイチゴ下さい」
「俺はブルーハワイ」
「そんな味のはねぇぞぉ!!!!」
「「え!!??」」
((何処にでもある種類だろ!!!))
「じゃあ何があるんすか?」
「カレー汁味だぁ!!!!!」
(食いたくねぇ―――――!!!!)
「…うまそう!」
(Σ嘘だろ!!佐藤!!!!!まさか買うのか…)
「それください」
(買った―――――――――!!!!)
「3つ下さい」
(3つも―――――――!!???)
「う゛おぉい!!!鈴木お前も買いやがれェ!!!」
「いや俺は…」
「スイートハバネロ味もあるぞぉ!!」
(甘いの辛いのどっちだ―――――!!!!)
「あ!それもください」
(買うな―――――!!!!!)
「俺、腹痛いんでいいっす…」
「先生いくらですか?」
「1つ一万円だぁ!!!!!」
(高ッッッッッ!!!!!!)
「思ったより安いな!」
「えぇ!!!!????」
佐藤コイツ金持ちなのか…
前も"オレのカッコイイ剣技の全て"買ってたしな…
「う゛ぉおい!!!!出店まわるぞぉ!!!!!」
「え!!先生お店は!!??」
「もう十分儲かったからなぁ!!!!」
「いくら儲かったんですか?」
「4万だぁ!!!!」
(佐藤が買った分だ―――!!!)
「凄いですね!!」
(佐藤気づいてねぇ――――!!!!!!)
こいつ天然か―…。
「う゛ぉおい!!!!これやるぞぉ!!!!!」
その声のする方へ視線を向ける
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