STORY 長編
□夏休み〜肝試し編〜
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そこに見えて来たのは―――…
「「「スクアーロ先生!!!!!!」」」
そこにいたのはサメに食べられたはずのスクアーロ先生だった
「「「本当に出た―――――!!!!」」」
「「「ごめんなさ―――い!!!!あの時、先生見捨てて逃げて!!!!成仏―――!!!!南無阿弥陀仏――――!!!!!」」」
「う゛ぉおい!!!!死んでねぇぞぉ!!!!!」
「だって…先生サメに食われたじゃん!」
「あれくらいで死なねぇぞぉ!!!!」
「「「普通死ぬよ!!!!!」」」
「前も食われたからな〜!!!よくあることだ!!!」
「「「日常的!!???」」」
「そういえばどうして先生はここにいるんですか?」
「犬に骨を食わせてやりてぇからだぁ!!!!」
「「「人骨食わせる気―――!!!???」」」
「やめて先生!!!!呪われる!!!!」
「あれ?今思ったけど…さっきと場所変わってない?」
「あぁ!!!まじだ!!!いつの間にか俺ん家の墓の前にいるじゃん!!」
「ねぇ佐藤!まんじゅうなんてないわよ?」
「えぇ!!??あ!!本当だ!!!なくなってる!!!」
「神隠し…?」
「千と千尋の」
「「「神隠し」」」
「なんだよ!今の合唱は!」
「OH?Teacher…口に白い粉がついてるわよ」
「まさか…先生…」
「神隠しだぁ!!!!!」
「「「食べたな〜!!!!」」」
トン
トン
「今誰か私の肩叩いた?」
「俺も今肩叩かれた…!」
「おっおれも…グスッ」
「私もトントンってされた…」
「えぇ!!??鈴木達みんな叩かれたの?!俺叩かれてないぞ!!!仲間外れかよ〜!!」
「ささささささ」
「ん?」
「さささ佐藤の後ろに足のない女の子がぁああ!!!!」
「「「うわぁああああ!!!!!」」」
(うらめしや…)
「「「ぎゃあああああ」」」
佐藤を残して4人は逃げ出した
「えぇ!!??どこ――?」
「う゛ぉおい!!!置いてきぼりか!!!!」
「そうみたいっす!ハハ!ってあ!女の子がいる!」
「う゛ぉおい!誰だぁ!」
「君危ないよ!こんな夜中に!気をつけて帰ってね!」
(おばけなのに…全然気づかない…つまらない…)
彼女が幽霊だと気づかない佐藤とスクアーロ先生だった
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