STORY 長編

□夏休み〜山編後半〜
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スクアーロ先生が取り出したのは、色とりどりのキノコ。
水玉模様やショッキングピンク色などかなり鮮やかだ。


「………ι(確実に毒キノコだ―――!!!!)」

「うまそうっスね!」

(嘘だぁ――――!!!!!)


沢山食え〜


「生でいけますか?」

(生とかそういう次元じゃない――!!!!)


いけるぞぉ!

(いけないって―――――!!!)


パクッ


(く…食った………ι)


「…佐藤大丈夫か…?」


「……うまい!!」

(うそぉ!!!???)


パク

(先生まで食べた―――!)


旨いなぁ!!!


(まじで―――!!???)


「んはぁ!!!」
どっぴゃあ!!


「何!?佐藤?先生?」


「佐藤だじょぉ〜」
「んな!まる子ちゃんの山田!?」


シクシクシク
「先生泣いてる!!??」


(まさか……キノコの作用!?)

「まつばぁやしぃ〜ボクさとうくんだじょお〜」

「オレ鈴木だから(なんかうざいキャラになってる!!)」


ロン毛だからトイレで水流したら一緒に髪の毛流れたぞぉ!!

「汚っ!!!!」


「なぁ〜なぁ〜まつばぁやぁしぃ〜ってばぁ〜」
「頬っぺたツンツンついてくるな!!甘えん坊キャラ!?」


ザンザスのやろう…一緒に髪伸ばすこと誓おうって言ったのに無視してぇ(泣

(かっこ泣きって口に出した!!!)


「まつぅ〜ばやぁ〜すぃ〜」
「鈴木な!」
シクシクシク
「口でシクシク言うな!」
「アンジェラ〜!」
「オレはアンジェラじゃねぇ!抱きつくな!」
アナタ〜おって出雲崎〜
「またジェロ!?」
「まつぅ〜」


「うわぁあ!!!!助けて!!!」


雨が降る山の一角の小屋で、鈴木の悲鳴が朝まで響くのであった。




次の日――――


「鈴木〜なんでそんなやつれてんだ?」

「ははは…なんつ〜か、良かったよ。戻って。」

「??」


「つか佐藤の親心配してるぞ」


テントに戻った佐藤と鈴木。


「ただいま〜」


「あら!鈴木くん達!まさか昨日からいなかったの?」

(息子達がいないことに気づいてなかった―――ι)



そのころスクアーロ先生は…

シクシクシク


いまだ醒めていたなかった…。



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