STORY 長編

□ハロウィン
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「え〜鈴木くん最悪…」

「本当ね、女好きなんて公言して」



(今度は女子に勘違われた―――!!!!)



「鈴木!!」


「佐藤…」


「ドンマイ☆」


「……悪気がないだけムカつく!!」


「落ち込まずにお菓子貰いに家回ろう!」

「……うん」



こうして佐藤と落ち込み気味の鈴木は家回りに行った。


「「トリックオアトリート!」」


「はい、お菓子ね。」

「「ありがとうございま〜す」」


「よしゃあ!お菓子も結構集まったなッ!」


「きゃああ〜!!」


「何だ!?」

鈴木と佐藤がお菓子を貰った家の隣から叫び声がして、二人は急いで隣の家へ向かった。



トリックオアトリート


「「…こ、この声は!!!」」


部屋を覗くとそこにはドラキュラ姿に仮装したスクアーロ先生が!!


「な、ないです!!」


出せ〜!!鎧兜(ヨロイカブト)を出せ!!


スクアーロ先生は鎧兜を求めて人の家に土足で入り込んでいた。

(何してんの―――!!??)


「先生!!何してるんですか!!」


(お!佐藤が注意しに行った!!)


佐藤じゃねぇかぁ!!何だぁ!?


「先生…………!!ヒドイですよ……!!鈴木と衣装がかぶってます!!」


(そこ――――――!!??)



「佐藤突っ込むとこ違うから!!」

「え?流行ってるの?ドラキースタイル」


「ドラクエ!?ドラキュラな!!」


鈴木ぃ!!


「え、あ、何ですか!?」


すまねぇ!!!


「俺に謝る前にこの家の人に謝って!!」



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