STORY 長編
□告白
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アスカはスクアーロ先生に事情を話した。
「マジでかぁあ!!!」
「先生、マジらしいの!しかも相手は相川さん!」
「哀川翔だとぉ!?」
((思考が佐藤と一緒――――!!!!))
「違うわ。学校のプリンセスと噂の相川さんよ!!」
「う゛ぉおい!!プリンセスの座は譲らねぇぞぉ!!!!」
((何目指してんの―――!?ι))
「ていうか、『明日デートしよう』ってことは佐藤…相川さんとデートするの今日だよね?」
「そうなの!?」
「そうでしょ!!」
「今気づいたけど、なんで佐藤体操服?今日体育ないぞ?」
「よく聞いてくれた…鈴木。これには深い訳が…」
「恋人がキョウダイだったとかかぁ!?」
((またも昼ドラ――――!!!))
「ハンカチのご用意を」
「え?泣けるの?」
「手を洗ったあと、拭くのに必要だろ」
「「何の話!?」」
「あーもう!何で体操服なのよ!?」
「実は…蛇口の捻る方向を間違えて…」
「「ありがち――――!!!」」
「な…泣けるじゃねぇかぁぁあ゛…!!!」
((どこが―――!?))
「まさかその格好でデートに行く気!?」
「やっぱりタキシードじゃないとダメかなぁ?」
「逆に引くわよ!!!!」
「男の戦闘服といえばフンドシだぁ!!!」
((フンドシ―――――!!??))
「とりあえず、こんなチャンスないわよ!頑張りなさい佐藤!」
「ありがとう綾波!」
「レイじゃなくてアスカの方よ!」
「頑張れよ」
「松林!」
「もういいよそれで。」
「……………なんで佐藤なんだ…」
「カンナズビィー何か言ったの?」
「…………僕帰る!」
カンナズビィーは突然走って行った。
「帰れ―――!!!!」
((何なのこの人―――!!??))
「様子がおかしいわね。まぁいいわ。鈴木、佐藤を格好よくしましょう!」
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