薄桜鬼『桜恋録』1

□No.4
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斎藤「……まず、刀の握り方はこうだ」


名前「こうですか」


斎藤「違う」


名前「こうか」


斎藤「違う」


名前「こうですね」


斎藤「違うと言っているだろう」


名前「……すみません、これ小説なので状況わかりにくくなってきてます」


斎藤「何の話だ。こうだと言っているだろう」


名前「いやあの、斎藤さん左利きだからわかりづらいっていうか……」




斎藤さんが小さくため息をついた。


何かほんと、すみません。

斎藤さんに呆れられるレベルって私……。



と、その時だった。




斎藤「 ──── こうだ。」


名前「 ──── っ!!?」




いつの間にか私の後ろに回り込んでいた斎藤さん。


そして、私の手に重なる、斎藤さんの綺麗な手。

ふわりと香る、斎藤さんの匂い。



こっ、これは………っ!!!





斎藤さんルート来たあああああああああああっ!!!!(´ ^p^)ピギャーーーーー





斎藤「……聞いているのか?」


名前「うぇあはいっ!!聞いてますこうですね!」




斎藤さんの稽古……。

意外とおいしいのかもしれない(´ii`)
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