Free! 女主

□No.4
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放課後、ハルの家に3人で行くと、先程話していた凛の妹・江がいた。





あやの「お、噂をすれば」


渚「本当だ、ごうちゃんだ!」


江「"ごう"って呼ばないで、"こう"って呼ばれてるんだから」






うはぁ、凛に似て美人さんだなぁ。







あたし達4人は近くの展望台へと場所を変える。





真琴「でも何しにハルの家に?」


江「それはっ……お兄ちゃんのこととか聞きに?」





その言葉に、あたし達は顔を見合わせた。







真琴「凛…やっぱりオーストラリアから帰ってるの?」


江「…先月帰国して、この春から鮫柄学園に。

あそこ全寮制だから家には帰ってきてないですけど」


真琴「鮫柄って……

あの水泳強豪校!?」















…と、いうわけで…











渚「行こうよ鮫柄学園〜」


遙「嫌だ、めんどくさい」





ハルの家に上がり、あたし達はハルの説得を試みていた。



渚がどうしても行きたいみたい。








あやの「…行ったら凛に会えるじゃん」


遙「…そんなに凛に会いたいのか?あやの」


あやの「はっ!?」








予想外の攻撃に、あたしは思わず顔を赤らめた。








あやの「…そ、そりゃあ…久々なんだし…」







もごもごと呟くように言ったあたしに、ハルは「そうか」とだけ返す。





それでもハルは動こうとしない。









真琴「はぁ…

そういえば、鮫柄には室内プールがあったような…?」



















…ハルを連れ出すには、やっぱりプールだ。
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