五年生 短編

□双忍と
4ページ/9ページ


油が切れそうな灯りの元、香は必死で声を出すのを堪えていた。
後ろから雷蔵に抱きしめられながら耳朶を愛撫され、はだけて露わになった太ももに三郎が唇を這わせている。

「…っ…ん…」

「香さん、声は我慢しなくてもいいよ?苦しいでしょ?」

雷蔵が耳元で優しく囁くが、香は首を横振って自分の指を噛んだ。

「それじゃあ痛いよ?」

雷蔵は香の指をそっと離し、代わりに自分の指を香の唇に押し付けた。

「こっちにして」

そんなこと言われて思いきり噛むことなど出来ない香は自分の唇をぎゅっと噛み締めた。
雷蔵は香の唇に指をねじ込み首筋に舌を這わせた。

「や、ぁはっ…!」

指のせいで口が閉じる事が出来ず、声が出てしまい香は顔を赤くして目を閉じた。
首筋だけでなく、三郎には太ももから足先に口付けされ身をよじるがゾワゾワとした快感からは逃げられなかった。
雷蔵の手が胸に伸びると同時に三郎の手も更に奥へと伸びていった。

「…ら、らめ…」

香の小さな抵抗も楽しんでいるような顔で、二人は手を止めることなくそれぞれ目的の場所に触れた。

「あっ!!」

雷蔵の指が胸の先に触れ、三郎の指が既に濡れている香の秘部に触れた。

「濡れてる」

嬉しそうに報告をする三郎に香は顔を背け足を閉じようと力を入れるが無駄な抵抗に終わった。

「気持ちいい?」

指で胸の先を転がしながら耳元で聞く雷蔵に香は答えずに顔を赤くさせたまま必死で声を出さないようにした。
それもまた無駄な抵抗で、三郎の手が濡れた指で上下になぞられると声が止まらなくなってしまった。

「ふあ……あ、あっ、やらぁ…あっ」

指を動かすたびに水音が聞こえ、恥ずかしいのにもっとして欲しいと思ってしまっていた。

「あっ、あっ、あ〜〜…っ!!」
「痛くないですか?」

指がゆっくりと侵入してくるが痛みは全くなくて更なる快感が襲った。
指が中で壁を押し上げるように動くと、背中を仰け反らせるほどに気持ちが良かった。

「三郎の指が気持ちいいの?」
「指が締め付けられてるよ」
「可愛い」

雷蔵は指を入れたままで香に口付けをし、口の端から垂れている涎を舐めとった。

「あは…ぁ…あ、らいろぉふぅん…」
「なに?」
「…る、るひ…やらぁ…」
「指?嫌なの?辛い?」

こくこくと頷くと、三郎が「もう離してやりなよ」と笑った。
雷蔵は指を離すとベトベトになった指をぺろっと舐めるとその手で香の反対の胸の先に触れた。

「ひゃん!!」
「ふふ。かわいい」
「んん…あっ…あっ…!」

くりくりと胸の先を弄られ、ぐちゅぐちゅと秘部を掻き回され香はもう限界にきていた。

「だ、だめぇ!も、だめ!!あ!!やだやだ、やっ…!!!!!」

びくんと身体を跳ねらせ絶頂を迎えた香に、二人は満足そうに笑った。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ