ラッキー?いいえアンラッキー! 番外編

□君にならば、大丈夫 中編
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大宇宙トーナメントへ向かったヒーロー達。
最初は第4小宇宙との戦い…
第1試合は救世主マンが勝利を制して
第2試合は救世主マンは敗れ…2番目に
出陣した努力マンが勝ち…
第3試合は天才マンが出陣し勝利を制して
第3小宇宙が勝利し…次に向かったのは
準々決勝星は…



「な、なんだこれは!?!?」
「竜巻だらけじゃないか!!」



そう、竜巻だらけの星だった。
その竜巻に突っ込んでしまえば竜巻同士で
ぶつかり体がバラバラになってしまうのは
見え見えであり一同は肝が冷えた。


「…見ろ、あの台とあの4本の竜巻に囲まれた中は竜巻がない、あそこが恐らく戦いの場だ…」
「そして向こうに見え隠れしているのが相手という訳だ…」
「つまりあの中がリングでリングアウトすれば命はねぇってか、面白ぇ!!やってやろうじゃねぇか!!」
「あっ、兄さん!!」


説明を聞いた勝利マンは飛び出して
リングの近くへ寄った…


「オラーーーーッ!!さっさとかかってこい第2宇、ちゅ……!?」

「「?」」


近くへよった勝利マンは突然一点を
見つめて動きをとめた。
突然様子がおかしくなった勝利マンに
一同は駆け寄り…天才マン、彼の弟である友情マンと努力マンが声をかける



「…勝利兄さん?」
「どうしたんです?勝利兄さん」

「…おい………あれ…」



勝利マンが指さした先には、第2宇宙の選手が見え隠れしていた。
どうやら選手同士が話しているらしいが…



「頼んだぜ?秘密兵器のお嬢さん」
「えへへっ、任せてよー!!」

「…今の声…聞いたことが…」



向かいから聞いたことがある声が聞こえて
友情マンと努力マンが首をかしげる…
が、次の言葉でその正体を知ることとなった。













「私のラッキーで皆倒しちゃうから安心してね?ラッキーっ!」


「「っっ!?!?」」



ラッキー と言うワードに目を見開き
その発言をした影をよく見る…と、
竜巻に隠れてその姿がチラチラと見えた。

見間違うわけが無い…彼女の事を…


幸運の星がついたサンバイザー
竜巻の風にたなびく長い黒髪のツインテール
ノースリーブのジャケット

そして胸の…大吉マーク


それは間違いなく、探していたいなくなった…




「………し、しょう……!?」
「「ラッキーマン…!?」」

「………鈴音………!?」



ひゅ、と息、を詰まらせて呟いた。
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