特別クロスオーバー小説

□とっても!大将ラッキーマン 番外編
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そして長い時がたった
我輩は育ち、ありし日の
姿に戻った…そして成長し
我輩は初めて星の外に出て
宇宙をその目にした




「……なんと……」




目の前に広がる広い宇宙
…まさか空の上、宇宙に
行けるようになるとは思えんかった
なんと美しいのだとその時は
感動したものだ



…だが、宇宙へ出れば





「救世主マンだ、誠の王だ」
「あのお方がさっちゃんを倒してくれる」
「救世主マン」
「救世主マン!!」




我輩に救いを求め集ってくる者たち
…さっちゃんとは何者かと
我輩はその存在について父親に聞いてみた





「父上、さっちゃんとは一体何者ですか」
「‥あいつは悪魔だ」




父親は憎悪を醸し出しながらも
さっちゃんについて話してくれた


バックコスモスサミット16世であり
この裏宇宙を統べる王である事

さっちゃんは救世手の他にも
すざまじく強い右腕を持っていること

その両腕で独裁の限りを尽くしている事


そして、この裏宇宙では救世手を
持つ者が王となること





「‥‥‥そうだったのか」




なぜ我輩が昔から特別な目で
見られていたのかわかった
我輩は要するにさっちゃんの後釜として
扱われておるのだろう
それだけではなく、もうこの裏宇宙の
者は我輩に頼るしかないということ




「わかるか救世主!!この裏宇宙で
頼れるのはもうお前しかいないんだ
わかったな、これがお前の運命だ!!」
「‥‥」




そう叫び我輩の肩を掴む父親は
どこか狂気じみていた様に思えた
だがそう聞けば黙っては置けぬ
我輩はまずさっちゃんがどう言う者なのかを
知るために隠れてさっちゃんの行動を
見る事にした‥だが




「っ‥‥‥‥!!」




すぐに、我輩はこの行動を後悔した
前世でも見たことが無い‥

さっちゃんのなんと恐ろしいことか
なんと強大的な悪であることか!




「(我輩が、1人で‥こやつに迎えと?)」





いくら幾千の戦いをこなしても分かった



無理だ
叶うわけが無い
また、また死ぬと言うのか?




我輩は戦意を喪失してしまった
だがそんな我輩に降りかかる
「救世主」のプレッシャーと期待




『救世主なら助けてくれる』


やめろ



『救世主ならさっちゃんを倒してくれる!!』



やめろ



『救世主』
『救世主』
『『救世主!!』』




やめろ!!!

我輩に期待をするな!!!
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