ラッキー?いいえアンラッキー!2

□貴方に伝える愛の巻
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思いにもよらぬ攻撃を受けて
鈴音を睨みつけるさっちゃん
汗を垂らして‥さっちゃんをまた
睨みつける鈴音。


「き‥貴様!」
「‥っ、」
「この私にこんな屈辱を与えておいて!!許さんぞラッキーちゃん!!このブスめ!!この世の全ては私のものだそしてそれを邪魔するやつは殺す!!」
「!!っあ」
「「ラッキーちゃん!!」」


またもやギルガメッシュを向ける
さっちゃんに鈴音は体を跳ねさせた。
また来る!!今度は強いものが!!


「今度はそれでも跳ね返せん威力のものだ、死ぬがよいラッキーちゃん!!」
「っ!!」

「ふっ、何がこの世の全ては私のものだ」



覚悟をして目を強くつむったその時、
天才マンの声が響き渡った。
さっちゃんの目線がそちらに向かい
鈴音はホッ、と息をついた。


「サミット16世!たとえお前私たちの宇宙と裏宇宙を支配したとしてもお前には絶対に手に入らないものがある!!それは」

「愛だ」



その言葉に賛同する者がいた



「愛‥そう、愛!愛なのよ!!」
「なんだと?もう一度言ってみろ天才マン」
「貴様は愛だけは永遠に手に入れることは出来ん!!」


しかしその発言に馬鹿らしいといった
様子で鼻で笑い飛ばすとギルガメッ手を向けた



「この世に言い残すことはそれだけか天才マン」
「っ!!」
「天才マン!!だめっ、」


鈴音が顔を真っ青にさせて駆け
寄ろうとしたその時、ラマンちゃんの声が響いた


「そうよ!!私達は愛と正義のために戦っているのよ!!」


彼女は脳裏に大事な弟が浮かんだ



「愛する兄弟‥そう兄弟愛」



そんな言葉に勝利マン、友情マン、努力マンは目を合わせて
スーパースターマンは真千子と拓内を思い出し
鈴音も妹のやあ菜を思い出した
(やあ菜は一度も出てないが)



「そして親子愛」



三兄弟が思い出すのは、もちろん三本柱マン
鈴音は地球の両親を心配し
天才マンは未だに会えていない神才マンを思った


「そして男女愛‥」


ラマンちゃんはその言葉と共に勝利マンに目線をやり
勝利マンは鈴音を見つめ
そして天才マンと鈴音は黙って
視線を合わせて、お互いに静かに頷いた
そして続いて鈴音も口を開く


「‥貴方も、愛というものが知れたのならば‥違うふうに、出会えたのもしれないんだよ‥」
「ええ、そうね‥でも!その愛する人たちを守るため、愛する人の住む星を守るため…私達はあなたなんかに負けない!!」
「そうだ、必ず最後に愛は勝つ!!」
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