ラッキー?いいえアンラッキー!2

□2人の裏切りの巻
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ラマンちゃんを傷つけられて
怒りが頂点に達したスーパースターマンの
体が大きく光り輝き、ヒーロー達は
それを内心何が起こるかと思いながら
見守る‥と、光が収まりそこに居たのは!


「ホットスパー・スターマンオン!ファイヤーーー!!!!」


全身がメラメラと燃え盛るスーパースターマンが居た!!


「も、燃えてる!!」
「結構強そうになったんじゃんもしかして‥!」


もしかしてここからスーパースターマンが
覚醒して無双するのではと期待したが
彼の体の炎は直ぐに消えて鎮火して‥
スーパースターマンは満足そうに言い放った


「おしまい!」
「えっ?」



まさかの燃えておしまい
なんじゃそりゃ‥とずっこけて
会長が切れて掴みかかった



「それだけかー!!!!」
「それだけだー!!!!」
「こんな時にふざけてんじゃねぇー!!!」
「ふざけてねー!!私はいつでも真面目にどうやって目立とうと!!」
「それがふざけてるっつーんだよー!!!」


それにも目をくれずに‥勝利マンは
先程のショクパンヨリフランスパンを
破壊したギルガメッシュを思い出しながら‥
どうやって彼の手を封じ込めようか、と考えていた。



「大丈夫ですかラマンさん」
「ありがとう修正マンさん」
「ん!?コラーーー!!修正ーーー!!そこは私がカッコよく私がラマンちゃんを抱き上げてだな!!」
「なんだーー!?テメーに修正出来んのか消すぞコラ!!!」
「まあまあみんな仲間なんだから‥」


そう騒ぎ始めたヒーローたちを
なんとも滑稽だと言わんばかりに
手を叩いて笑うさっちゃん‥



「はっはっは!!なにが仲間だ聞いて呆れるわ」



そう手を叩くさっちゃんを見て‥
勝利マンは何かを思いつき、ニヤリと笑って‥
天才マンと黙って目を合わせて
アイコンタクトを取ると、静かに頷き‥
次にふたりは、鈴音に目をやった



「‥?」


なぜ見られているのか、と不思議に思った
鈴音の耳元に天才マンがこっそりと
誰にも見られないようにして彼女に耳打ちをした。



「鈴音」
「‥ん?何‥?」

「‥これから、私の言う事に賛同してくれ‥」

「え、なんで‥?」



そう小声で見上げて聞いたが‥
天才マンの瞳は、真っ直ぐとした何か
策がある‥と言うふうな瞳をしており‥
何か考えがあるんだと分かった鈴音は頷いた。


「‥うん」
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