最高で最強なお馬鹿さん!

□野生少女、イッシュ地方到着!
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イッシュ地方を旅するため船に乗り
ヒオウギシティ目指すマジュ一行。
ヒオウギまであと10分。どんなところなのだろうとマジュは思いを膨らませていた。

 



『ぅ、ゔぇっ…』

『おいおい大丈夫かよエンテイ顔真っ青だぞ』

『陸までどれくらいかかる…』

『あと10分くらいです』

「エンテイ酔ったのか?」

『私はどうやらこういう乗り物は得意ではないらしい…』

『海見てろ海!体調良くなると思うぞ!』





エンテイはどうやら炎タイプだからか
船が得意ではないらしく酔ってしまっていた。
海を眺めて気分を紛らわすことにした彼はふと街が見えてきているのに気づいた。




『お…あれがヒオウギか?』

「どれどれ?おぉぉ!!デッケーー!!」




見えたのは大きな街と建物。
マジュはキラキラと瞳を輝かせて身を乗り出す。





「なあ!ヒオウギはどんな所なんだ!?」

『ヒオウギは民家がほとんどだけれど、トレーナーズスクールとポケモンジムがあるそうですよ』

「ジム!挑戦してえな!」

『私も、鍛えるために行ってみたいですね』



ふふっ、とラルトスが笑った。
そんなこんな話しているとヒオウギについた。




…………





「うおおおーーー!!イッシュ地方!あたいが来たぞぉぉ!!」

『大声で叫ぶなよ恥ずかしい!』




ライコウがぺん、とマジュの頭を叩く。
周りは何事かとマジュ達の方をみる。




『はあ、はあ、ああ長かった…』

『エンテイ大丈夫かー?』

「なあなあ!ジム行こうジム!」

『待ちなさいマジュ、ジムの前に少し休んでからでいいんじゃないんですか?』

『それに、私もそこのザンギ牧場で鍛えたいですし…』

「んむ、そうか?じゃあそうする!」
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