05/09の日記

21:11
第3幕第19場掲載しました
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第3幕第19場「約束」
全5ページとなっております。
小さな裏切りと真実、己の存在、全てを知った少女はただ一つ残った糸を頼りに…
これにて第3幕は完結です。


来週は本編をちょっと一休みして5万打記念と銘打った番外編を掲載します。
「四月、僕らは出会う」
四月、とタイトルにある辺りでもうお察しですね。あれです。


よろしくお願い致します。


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さて、創作裏話です。


更新作業する私「これ書いた奴悪魔だな」

…うん、悪魔の所業ですね。
この展開を思いついた時はがちで泣いたし、書いてる時も涙目だったし、更新しながら泣きそうになってました。
決してみじん切りにしたタマネギのせいではない。

原作さんの方で、虫太郎さんがゴーゴリさんに襲撃されたあのお話の終わり方がなかなかショッキングだったので、あれイメージでショッキングな終わり方にしてみました。
にしても酷くない? 夢主さんにもうちょっと優しくしてあげるべきだと思うの私。


後輩君ことヘカテは当初、第2幕終盤の連続猟奇殺人事件の首謀者のつもりでした。
結局その役割をドス君に奪われたので、ここでお披露目です。
おかげでかなり性格補正が入りましたね…当初かなり本性がやばいラスボスだったんですけど、最後まで可愛い後輩君でいてくれました。

ヘカテという名前はシェイクスピアの悲劇「マクベス」で三人の予言の魔女の親玉として出てきます。
とどめの一撃を与えるイメージというか、暗い未来を予言するようなイメージを込めていました。
通説では月の女神だったりするお方ですね。つまり女性名…
これまた夢主さんのデフォルト芸名の「リア」と同様に仮の名として適当に当てていたんですけど、愛着が湧いてそのまま採用したのでした。

ヘカテ君に極秘任務を命じていた上司は辻村ちゃんのお母様です。
ここで閑話集の「殺人探偵と舞台女優」のお話が後日談として出てくるわけです…
「殺人探偵と舞台女優」書いた時はまだ第3幕書き切っていなくて、第3幕中盤くらいにヘカテの正体バレ来るかなあ、と思っていたんですけど、だいぶ後半になりましたね…
というわけで「殺人探偵と舞台女優」の時間設定を”第3幕後”に直しておきました(今更)。


今回も中原氏とか国木田さんとか好きなセリフやら行動やら詰め込んでおりますが、手が進むままに書いて「あ、この一文絶対変更も消去もできないな」ってなったのが

「ただ、あなたの隣であなたの理想を壊さない存在でいたかっただけなんだ。」

ですのでご査収ください…


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更新作業していて思ったんですけど、夢主さんってきっと、初めから、国木田さんの理想を「あり得ない」って思いながらも無意識下で「叶うと良いな」って思っていたんだと思います。
国木田さんの理想の世界…彼女が一番望んで、けれど彼女が彼女である限り決して実現し得ない世界。
それを公言して実現さえ目指している国木田さんが羨ましくて眩しかったんだろうなと。
その理想を壊す側であるのなら尚更…
※個人の感想です。

あと、「糸」ってワードをよく出していたと思うんです。
操り糸の意味で。
ウィリアムとかドス君とか…いろんな人のいろんな思惑に絡め取られて首を締め上げられていくイメージだったんですけど、たぶん一本だけ、色の違う糸が混じっていたんだと思います。
最初の頃はなくて、一緒に過ごすうちに徐々に結い上げられていった赤い糸が…あったら良いなと思いました!
※個人の感想です。


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そんなこんなで私のメンタルもやられているので、次週はもうちょい明るい話を掲載させてください。
誰のせいだよ全くもう…うん? なんで皆こっち見てるの?

というわけで次週は四月のお話です。
5万打で予想以上に作者への投票が入ったので何かないものかと考えた結果そうなりました。
他の短編よりも早く仕上がるという。しかも5万字。
…………何はともあれ! 一気に読む方が楽しいので、一気に更新します。
国木田先生にご縁がありつつALLっぽいお話なのでご注意を。
BEAST時空もちょっと関わっていますが、今後掲載予定のBEAST編の雰囲気にちょっと触れるという程度の意味合いでお楽しみいただきたい所存。

更新作業が単純計算で通常の5倍でして、明らかに大変なので次週の更新はそれだけですね。申し訳ない。
ちょっとしたメンタルリセットになると良いなと思います。


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今回はこれにて。
それではまた。
カテゴリ: 終焉なき

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