サボテン

□第9話
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(加古「あからさまな態度で
意識させましょう!
いいですか!これから数日間の間
東さんを見つめ続けてください。
それで東さんと目が合ったらすぐ逸らしてください!」)

と言われたものの...

そんなことでいいのだろうか...

まぁ今日はたまたまあの後
東くんが帰ってきて食事に
誘ってくれたからとりあえずやってみるけど...


『((じぃー』

東「ん?」

『((バッ』

東「??椎名どうした?」

『別になんでも...!』

東「そ、そっか...」

これ本当に効果有るのかな??

ーーーーーーー
東side

なんか今日はやけに椎名が

俺の事見てる気がする...

しかも目が合うと逸らしてくるし...

何なんだ??

俺の事意識してるのか?

いや...それは無いな

そうだったら苦労しない

東「あのさ...椎名はよく俺と
飯行ったり出かけたりしてくれるけど
好きなやつとかいないのか?」


『え!?...』

なんだよ。その反応...

自分から聞いといてあれだけど

もし居るならへこむ...

『な、な、なんで??』

東「いや、居るなら
そのそいつに勘違いさせたら
悪いなって...」

『...、それは大丈夫だと思う...』

やっぱりいるのかよ...

東「ってことは居るんだ...
どんなやつなんだ?」

俺よりへなちょこだったら

1発で仕留めてやる...

『((カァ///...』

なんだよ。その顔...

こいつこんな顔するのかよ

それも他の男のことを想って...

『凄く...優しくて頑張り屋さん。
面倒見が良くて、後輩とか年下の子達に好かれてて色んな人から頼りにされてる人なの。その人とね、一緒に居ると凄く安心してずっと傍に居たくなるの。』

まじか...
めちゃくちゃ惚れてんじゃん...

これは...正直くるな...

東「へぇ...
随分惚れ込んでるんだな
じゃあますます俺と飯食ってる場合じゃないよな...」
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