サボテン

□第10話
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俺とまきが付き合って
かれこれ5ヶ月がたった。

東「はぁ...」

二宮「東さんため息なんてついて
どうかしたんですか??」

東「あ、あぁ...」

二宮「 まきさんですか?」

東「...俺ってそんなに
わかりやすいかな?」

二宮「いえ、ただ、
東さんにそんな顔させるのは
まきさんくらいかなと...」

東「...あのさ
二宮はもし自分の彼女の
携帯に頻繁に同じ名前から電話が
かかってきたらどう思う?」

二宮「そうですね...。
実際そのような体験をしたことが
ないのでよく分かりませんが、
電話の相手が女ならまだしも
男となると...その...少し疑いますかね 」

東「だよな〜」

二宮「もしかして...」

東「あぁ...最近よく掛かってくる
電話の相手がいてな...
そいつの電話が来ると
どうもなんかおかしい気がして...」

二宮「おかしい?」

東「なんというか...
よそよそしいというか...」

二宮「そうですか...
それは怪しいですね...」

東「1回探りをいれたら
はぐらかされたし...
あいつがそんなことする訳ない
って分かってるのにさ...
それでも不安になるんだよな...」

二宮「東さん...。
その気持ちをまきさんに
ぶつけて見たらどうですか?」

東「...そうだよな。
話し合ってみるよ。
ありがとうな...!」

二宮「いえ、俺は特に何も
してませんよ。
俺が東さんとまきさんの
こと勝手に応援してるだけなので...!」

東「二宮...!お前ってやつは!
今度飯奢らせろよ!」

二宮「はい!でもその時は
まきさんも一緒に
行きましょう!」

東「!あぁ!!」

なんだか最近俺の後輩達が
凄く頼もしく感じる...

そろそろ解散しても
大丈夫そうかな...


さて今日はあいつが家に
来る日だから今のうちに
部屋の掃除でもしてくるか
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