人生は航海の連続である!
□5.3次試験開始
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「おは〜」
朝ごはんを食べるためにレオリオとクラピカと合流した。食堂には色んな種類のごはんが用意してある。
「クラピカは、なに好きなの?」
「私のおすすめはオムライスだ」
「お前オムライスすきなのか!」
オムライス…
へぇ〜食べてみよ〜!
「ほら、旗付けてやるよ」
「おい、レオリオ。私のはつけなくてもいい」
「遠慮すんじゃねぇぞ」
「遠慮などしていない」
クラピカも意外とかわいいところあるんだね。笑
『まもなく目的地に到着します。受験者の方は準備してください』
次に私たちが連れてこられたのは高い塔の上。3次試験はここから下に降りることらしい。
それにしてもめっちゃ高い。流石に下が見えないことはないけど、ざっと東京タワー位はありそう。見たことないけど。
さっき塔から降りた人はでっかい動物に食べられちゃった。あの動物は多分素手じゃ無理。何匹もいたし。
こわいこわい。
ということは塔の中から下に降りろってことなんだろうな。わかんないからゴンに聞きに行こうかな〜
「ねえねえ、どこから下に降りるか分かる?」
「うん、床叩いてみて、変な音がする場所を探せばいいんだよ!」
変な音ってどんな音なの〜
「ここだ。この音は空洞音という」
クラピカが言った。
うーん、何となく音が違うする気もするけど私にはよく分からないな〜
そう思っていたことが顔に出たのか、みんなで5人分探してくれた。
こっからは別行動ってこと?
でも、この塔、高いけど広さはあまりないみたいだし、この5個のうちのどこかは同じ場所に繋がってそうだね。
ここだと言われた場所をトントンいじってたら板が裏返って下に落ちた。
意外と広い。
ドサッ
横を見るとレオリオが落ちてきていた。そして次々に他の3人も降りてくる。
みんな一緒なんかーい。
よかった……のかな? でもみんなで協力じゃなくて戦うとかだったら嫌だね。
『ようこそ。私は3次試験の試験官の、リッポーだ。この部屋は6人揃わないと先に進めないからね。内容の説明も揃ってからだ』
ええ〜時間かかっちゃう。でも待つしかないみたい。
ドスン
誰かが落ちてきた。
「やぁやぁみんなお揃いで」
「げぇ! トンパじゃねぇか」
オレンジジュースの人だ。
なんでそんなに嫌そうな顔するの?
「オレンジジュースをくれる、いい人じゃないの?」
「いい人なわけねぇだろ! こいつぁ、ジュースの中に毒入れる極悪人だぜ」
「あれー? お前、気づかなかったの?」
ええ〜、全然気づかなかった。
キルアも、他のみんなも気づいてたみたい。
全然気づかなかった。
「ま、まあまあ、安心しなって。お嬢ちゃんのジュースには何も入ってなかったよ」
そうなの?
ジトー……
「そんな目で見んなって。女の子に下剤は可哀想だろ? な?」
「そんなこと、気にするやつには到底思えないが」
まあ、これで先に進めるね。