人生は航海の連続である!

□8.プレートゲット!
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こっちの方だったと思うんだけどなぁ〜
見つかんないや。

ん、なんか、見られてる?


人!
頭つるつるの人!

「気づかれたか。それじゃあ、しょうがねぇ。強行突破といくか」

そう言って、小刀のようなものを投げてくる。

いきなりだな。
あれ? これってもしかして……

かわしたと思ったら、近づいてきて蹴りを入れようとする。
私はそれを手で流す。

きゃー、手つかまれちゃう。捕まったらやばいかも。
よし、それなら攻撃!
……しようとしたらかわされた。


少し、距離をとる。

後ろを見ると、さっき投げてきたものが木に刺さっていた。

さっきも思ったけど、これ、くないだよね。


「あなた、忍者?」

「そうだが、それがどうした?」

「やっぱり。私も忍者なのよ」


この人はけっこう強い。しかも道具もちゃんと持ってる。
私は、武器は何も持たせてもらえなかったからこっちは丸腰。

分が悪いわ〜

話して解決したい気持ち。


「私、エルマ=クレアス。あなたは?」

「……お前、エルマって言ったか?」

そうだよ。

「私がターゲットなの?」

「さぁな。ターゲットがわかんねぇから3枚集めようと思ってな」

「じゃあ、私のことは諦めてくれない?」


普通はそんなこと言っても諦めてくれる訳ないんだけど、このつるつる君が忍者だっていうなら話は変わる。

エルマはジャポンの忍者一族の中でも、1位2位を争う一族。その名前はこの人には効果があるんじゃないかしら。

これって卑怯?


「一族の家紋見せてみろよ。エルマなら体のどこかに刺青があるはずだ」

家紋……この左手首についてるやつか。
着物の裾をまくって、見せる。


「……本物だな。しかも青。直系でなくとも限りなく近い証拠だな」

どう?

「私は当主の弟の娘なの。恩を売っておいて損はないと思うけど」

一応ね、養子だけど。



「そのようだな。だか、あいにく俺は難儀な性格でな」


やば。この雰囲気、戦うやつ。

「認めたやつとしか、取引しない主義なんだ。エルマだろうが関係ねぇ」

かなしい😢

でも、それなら認めさせるまで。
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