人生は航海の連続である!

□9.4次試験終了
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あ、プレートのこと聞いてみようかな。

「ここら辺にプレート飛んでこなかった?」

「ああ、さっき1つ空飛んでたんだ。なんでだろうな」

それじゃん!

「ものは提案なんだけど、それ、私の持ってるやつと交換してくれない?」

「何番だ?」

「197番。多分ハンゾーが持ってるやつは198だと思うんだけど」

「ああ、そうだ。まあ、俺にとってはどっちも1点だからいいんだが」

それならよかった。


「ちゃんと言っといてくれよ?」

エルマにね。わかりましたって。


そうして交換し、私の得点はもう6点になった。大変だった〜。こんなことならキルアの前にプレート取っとけばよかったよ。


「なあ、クレアス」

まだいたの! なに?

「250番って誰か知ってるか?」


……それ私。


「えーっと……」

言いづらい。言ったら、また戦わなくちゃいけないの?


「わかったわかった、男に二言はねぇ。お前が250番でもプレートとったりしねぇよ」

そう? 約束事はきっちり守る人なのね。

でも、そんな約束したばっかりに、3人分取らなきゃいけなくなっちゃったね。
うーん、そうだなぁ〜


「この試験終わるまで一緒に行動しない?」

「それ、まじか? 俺のターゲットお前だぜ? どう考えても危険だろ」

「私のことは諦めるんでしょ? 大丈夫じゃん」


ハンゾーは呆れたような顔をした。
危険……かもしれないけど、つるつる君は約束守りそうだから大丈夫な気がする。

それに、私、ご飯食べてないんだよね。作り方分からなくて。

「お腹空いちゃってさ〜」

はぁ〜

深いため息が聞こえた。
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